そっぽ向いちゃう兎 鏡花さんの不思議な兎の置物。幼少期に母から、自分の干支から数えて七つ目の干支をお守りにするという「裏干支」信仰を教えられ、水晶で作られた兎をお守りとして与えられた酉年の鏡花さんは、生涯兎の置物を集め続けたそうで、本の装丁にも兎が図案化されたものが多いと。写真の置物は三匹のうち左の兎だけがそっぽを向き、やがて台から落ちそうになるほど位置を変えるという。文学館では移動の様子を毎日観察している。
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