ハイカラさんが黄泉路を通る | いざ、さらば。

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普段着が着物で骨董品の類が好きなブックジャンキー。最近は消しゴムはんこでブックカバーだの葉書だの作ってる。Twitterもやってます。→https://twitter.com/hagimori_kei
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ハイカラさんが黄泉路を通る

ハイカラさんが黄泉路を通る

最近、買って面白かった漫画の一部。
右側2冊が浮いてるとか言うな。浮かしてんだよ。←

左から松田奈緒子「文芸ロマン傑作選 歌」、蛇蔵&海野凪子「日本人なら知っておきたい日本文学」、江口夏実「鬼灯の冷徹」2巻・1巻、山田貴由「覚悟のススメ」1巻、山本康人「69デナシ」1巻。

「歌」は図書館で借りてきたのが気に入って自分で購入。表題作の「歌」という中原中也のお話で、親友と恋人を同時に失った中也が絶望を詩にしようと苦悩するシーン、

「大丈夫だよ俺は 結局いつでも嬉しいのさ 生きてるだけで愉しくってしょうがないんだ それで充分だろ」

の言葉がどうしてか焼きついてしまったのは、きっと自分もそういう風に(言語化してはいないけど)考えたことがあるからだろな。


「日本人なら知っておきたい日本文学」は、さんざ人気書だとかで取り上げられてるので語ることもないんですが、あえていうなら漫画を読んだ母上に「あんた、清少納言に似てる」と言われたことか……。俺も思ったがな。笑


「鬼灯の冷徹」、これはもう完全に表紙で買った。俗に言うジャケ買い(それはCDのことだ)。地獄の補佐官・鬼灯の亡者に対するどSっぷりが見てて清々しい。このじわっとくる面白さなんかに似てると思ったら某・イエスとブッダが立川ライフエンジョイなあれでした。もしかして連載誌も同じ……?


「覚悟のススメ」。これなんで知ったのか思い出せない。←
色々ぶっ飛んでて内容も濃い(?)から別に母上に勧めるまでもないかなーっと放置してたら案の定見つかって読まれました。

母上の感想「台詞回しすごいね」

母よ!俺はうろた…うろたえ……。 覚悟完了できませんでした。←←


「69デナシ」。これも知った切欠が思い出せぬ。
どういう話かっつーと元・伝説の893、現ホームレスの69歳のおじいちゃんが不思議な薬で1時間だけコナンして悪者をバッタバッタと倒す痛快任侠漫画です。(一息)
若英吉さんの漢前っぷりといったら。ただ痛快なんじゃあなく、老人英吉さんのときに歳をとって出来なくなったことを後悔する描写が多くて切なさが残るのもいい。


友人らにはそのうち無理矢理にでも読ませると思うから楽しみにしといて。笑

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