画像は使いまわし。
俺の書いてる小説で、「首なし」シリーズというのがある。
神様との約束通りに死ななかった魂を黄泉路へ連れて行く、首なしサラリーマンのお話。(連れて行ってどうするか、という結末は全部同じ話)
ひとつのお話につき死者がひとり増える。
架空でも絶対に何か死んでるよな、と思ってじっと考えてみたら、俺の心をちょっとずつ殺していることに気付いた。
……って書き方をするとすごくこわいような気もするけど、殺した分絶対に何かが生まれているはずだから、心配はないっす。
人体にもアポトーシス(細胞死)っつーもんがあって、それで肉体を保っているわけだし、「首なし」シリーズが心の細胞死を描いてるならそれもありかなあと。
大体、「死」というのをあんまりこわいと思ったことがないので何ともいえん。
ちなみにかの夏目漱石は「死はいいが、自殺はつまらない」というスタンスだったようだ。
うーん、なるほど。
漱石門下の芥川が自殺を選んだあたり、また考えさせられるスタンスだ。
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